ぼくの靴音を読む。(読むといってもさわりだけなんですが)

本屋さんで見かけて、買ってみた。
帰りのバスの中で開いてみたのですが、読んでいる途中で本気で泣けてきて、慌てて本を閉じました。
こんなに心に響くのは、私も彼に負けず劣らずネガティブ人間だからなのかもしれません。そして彼がストレートにロマンチックな文章を綴っているからかも。
今まで読むのも口にするのも恥ずかしいと避けてきた私の好きな『ロマンチック』を彼は堂々と、自分の言葉として口にしているんですね。
そして、やっと堂々と、私が岡崎律子さんを愛しているのは決して彼女が逝去した人であるが故はないと、言えると思いました。律子さんの歌に涙するのと、彼の文面に心打たれるのとは、同じ感覚でしたから。
だけど、自分は間違ってると思ったことがひとつ。彼の「愛」のある文章を読んで感動している私自身は、つい数分前に、周りの人たちのお節介にうんざりしていたのですよね。…反省。
この本を一冊読み終わっている頃にはわたしは3000円持ってCDショップに向かっている気がする。こんなにはまってどうするのとは思うけど、最近堂本剛さんはキてる気がする。私が引っ掛かったFNSの時、話によると彼はお風邪で万全ではなかったらしい。それなのに、吸い寄せられたんですもの、歌声に。
掠れてたからどうの、とかへんなマニアックな感じではないハズ(笑)
ただ彼のパフォーマンスと放出しているエネルギーが今、凄いんじゃないかしら。エンドリケリーにしても。