携帯から自問自答

携帯から
親に「美大もいいんじゃない?」と言われた。どこまで真面目に言ったのかは知らないけど。
美大なら音大よりもっと職業の幅は広がると思いますが。国立の美大・・・。
とにかく昔から、ものづくりに参加したかった。尾田先生の言葉に影響されて、木村さんの話に憧れが募って、ドラマに関わるのが夢になった。あんな素敵な作品が造れるんだということ、たくさんの人の情熱で出来ているんだということ。エンドロールに自分の名前を載せるのが夢になった。それ以上でも以下でもなかった。
でも、そんな簡単じゃないんだよね。どこからアプローチするべきか、挫折したときの逃げ道を考えている時点で負けてるのかもしれないし。なれそうな気がしないんだ、あまりにも憧れすぎて。無難な道を、考えてしまう。
同時に、芸術とか競争とかもううんざりな自分もいたりする。音楽だってなんだって、下には下が、上には上が、いる。上を目指すにも限界がある。クラシックの世界では技術と表現力が問われ、Jポップではオリコンチャートに悩まされる。実際ランク付けの定義なんて、決まってないのにさ。
だったら普通に食べるために、生きるために仕事をしたらいいんじゃないかと、昔とは反対のことを考える。あたしは、将来生きがいになる仕事に就くんだって誓ったのにな。


何をしたら良いのかわかりません。結局先のことなんて未知数。
とにかく決めていることは、お芝居をするぞってことと、料理教室に通いたいってことだけなんだよなぁ。